マーク・マグワイアの2016年現在

ボンズの前のメジャー最多本塁打記録保持者

マグワイアと言えば、メジャーの最多本塁打記録保持者として有名です。

ただ、それも3年後のバリー・ボンズに抜かれてしまうまでのお話。

 

1998年、シーズン終盤までサミー・ソーサと最多ホームランの争いを演じていました。結果的に70本という凄まじい数字を残したマグワイアが勝利し、史上最高のシーズン70本塁打を記録。

さらに翌年、65本塁打も記録し、メジャー史上最高のホームランバッターとして世界中に名を馳せることになります。

 

約2試合に1本のペースで打ち続けたわけですから、漫画やゲームの世界でも信じられないくらいの記録でしたね。

ちなみに、引退するまで通算583本塁打も放っています。

 

日本が誇る世界の王貞治には及びませんが、メジャーの歴史に残るような凄いバッターでした。

 

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マグワイア自身が認めてしまったドーピング問題

法律上、黙秘権を行使すれば認めることにならず、罪に問われないのですが、マグワイアはその黙秘権を行使して証人喚問では薬物使用の罪に問われませんでした。

 

アメリカで殿堂入りを目前とされていましたが、このせいで殿堂入りを逃しています。

しかし本人は、

「私は間違えたことをした。殿堂入りする資格はない」

とコメントしており、実質的にドーピングを認めてしまっています。

 

しかし、それは怪我の回復と再発防止のためのステロイドだったのです。

ドーピングをしなくても実力は本塁打王に相応しい実力を持っていただけに、非常に残念ではありますが、70ホームランという記録はメジャーリーグの歴史にしっかりと残っています。

 

 

引退するシーズンも29本塁打を放つ

度重なる怪我のせいでマグワイアは引退してしまいました。

2001年に引退しましたが、その年も故障の影響で100試合にも満たなかったのに29本塁打を放っています。

 

通常の試合数であれば40本塁打は軽く超えていたと思われる実績だけに、引退を惜しむ声はやみませんでした。

 

もしかしたらドーピング問題でフォーカスされてしまったのも原因かもしれませんね。

 

 

2010年には打撃コーチに就任

9年間もの間、野球から離れましたが、2010年にもともとプレーしていたカージナルスの打撃コーチに就任しました。

 

さらに2年後にはドジャースでコーチを就任。

そこでコーチとしての手腕を発揮してチームの打率をナ・リーグ全体の2位にするなどして、結果的に2年連続となる地区優勝に貢献しました。

 

ホームランを打てる能力があれば打率を上げられると言う事ですね。

 

 

2016年現在のマグワイア

現在では、サンディエゴ・パドレスでベンチコーチを務めています。

ベンチコーチとは、監督の次に権力のある位置で、選手をっ指導するコーチで一番偉い役職です。

メジャーリーグではダッグアウトコーチと言われますが、作戦担当として監督を支えるポジションになります。

 

今後は監督業が濃厚ですね。

実績も知名度もあり、さらに記録も持っていたので、近い将来にマグワイアがどこかのチームの監督をする日も近そうです。