平成で話題になった「画期的な発明・発見」ランキング TOP10!

平成の間も毎日のように革新的な発明・開発が行われ、人類の生活を向上させています。

健康面だけでなく、すでに便利な日常生活を今まで以上に快適にさせる物が増えました。

今回は平成の間に発見され、人類の生活を豊か(便利)にした発明について見て行きます!

第10位 ミニディスク (ソニー・平成3年)

出典:株式会社「SONY」

第10位はソニーが1991年(平成3年)に発表し、翌年に製品化した光学ディスク「MD」です!

従来のカセットテープから耐久性や音楽の再現性の向上を達成した製品として知られ、録音した曲(トラック)への早送りが簡単になり、耐久性に加えて利便性も大きく向上しました。

各社もMD対応型のプレーヤーを発売して当時の若年層を中心に普及して行きました。

MDは、ソニーから始まった。

以前のカセットテープは熱に弱かったので、MDはカーオーディオ用としても広く愛用されました。

しかし、2000年代に入るとMP3などデジタルデータの登場によって世代交代が行われ、MDはカセットテープほど長い間親しまれる事も無く静かに消えて行きました。

それでも「音楽界のデジタル化」の幕開けを飾った商品に違いはありません。

 

第9位 USB (多国籍企業・平成8年)

第9位はインテルやマイクロソフトなど7社が合同で開発して商品化(1996年)した「USB」です。

正式名称は「ユニバーサル・シリアル・バス」で、今までデータ転送や接続が難しかったパソコン間の繋がりを改善させ、様々なアイテムが登場してパソコン周りの機能が向上しました。

記録媒体としての「USBメモリー」は今まで大型だったハードディスクの代わりとして利便性を向上させましたが、その利便性の良さからデータ流出の原因のひとつになっています。

また、携帯電話やポータブル音楽プレーヤーへの充電にも利用されるなど生活に定着しており、現在も転送速度の高速化を目指して開発・改良が進んでいる分野です。

 

第8位 QRコード (デンソー・平成6年)

第8位は自動車部品会社・デンソーが1994年(平成6年)に開発したデータコード「QRコード」です。

元々は自動車部品の管理や配送センターでの効率化を目的に開発されましたが、デンソーがオープンソース(※ソースコードを商用、非商用での利用や修正を許可)にした事から普及しました。

形式的にはバーコードの発展型と言えますが、当時はQRコードを読み取る端末があまり無かったものの、スマートフォンの普及によって爆発的に利用できる場面が増えました。

個人間での情報交換だけでなく雑誌やテレビでも応募用コードとして使用されています。

本来の目的とは大きく違った分野で活用されているのは面白い点だと言えますね!

 

第7位 GPS (アメリカ国防総省・平成5年)

第7位はアメリカ(空軍・海軍)が開発して1993年(平成5年)から民間へ開放された「GPS」です。

元々は軍事用として開発していましたが、1983年9月1日に「大韓航空機撃墜事件」が発生した事で”民間機の安全”のためにも使えるようにするとレーガン大統領(当時)が表明しました。

1993年に民間利用の水準に至ったとして「初期運用宣言」がされました。

GPSの仕組み

現在では本来の軍事用としても活用されていますが、民間でもカーナビや腕時計(時刻設定)だけでなく、携帯電話やスマートフォンなどの位置情報としても活用されています。

防犯や警察消防への通報の位置を迅速に割り出す機能としても情報が活用されており、今後は子供や高齢者の位置確認など社会的弱者の保護にも積極的に使用する方針だそうです。

 

第6位 ハッブル宇宙望遠鏡 (アメリカ・平成2年)

出典:ライブドア ニュース

第6位は1990年(平成2年)4月24日にアメリカ・NASAが打ち上げた「ハッブル宇宙望遠鏡」です。

世間に最も知られている宇宙望遠鏡ですが、地上の望遠鏡と違うのは”大気の影響を受けない”点で、観測実績によって宇宙の膨張速度が加速している理論を確立させたそうです。

学術関係だけでなく視覚的にも鮮明な宇宙の姿を一般層に届けてくれました。

ハッブル宇宙望遠鏡 2010

打ち上げ以降、様々な宇宙の謎の解明に力を尽くしてくれましたが、宇宙空間にあるのでメンテナンスが難しく製造から約30年も経つので役割を終えようとしています。

次の宇宙望遠鏡として2021年にアメリカとEUが共同開発した「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」の打ち上げが予定されており、運用が始まれば更なる宇宙の解明に繋がる事でしょうね!

 

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