声優から工作の伝道師へとなったワクワクさん(久保田雅人)
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「ワクワクさん」こと「久保田 雅人(くぼた まさと)」さんは1961年8月8日生まれの56歳(2017年現在)です。東京生まれ東京育ちという生粋の都会人です。立正大学に入学し、文学部史学科を卒業しており、この時に中学・高校の社会科の教員免許を取得しています。
教師という選択もあったのですが、どうしても役者になりたいという夢があり、大学生の時点で名作アニメである『タッチ』の「上杉達也」役で有名な声優の「三ツ矢雄二」さんと『ONE PIECE』の「ルフィ」役を務める「田中真弓」さんが設立した劇団「プロジェクト・レヴュー」に所属します。
声優でデビュー、そして運命の出会いをしたワクワクさん(久保田雅人)
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俳優を志していた「ワクワクさん」こと「久保田 雅人」さんはなんとメディアへのデビューとしては「アニメ声優」が一番最初になります。劇団にそういう方が多いことも影響していたかもしれません。主な出演作品か以下のようになります。
テレビアニメ[編集]
劇場アニメ[編集]
『タッチ』や『機動警察パトレイバー』、『めぞん一刻』といった名作に出演されていたんですね。これは驚きの内容ですね。
その後に役者としてもメディアに登場します。初仕事はVシネマの死体役でだったそうです。その後はバラエティ番組の『スターびっくりマル秘報告』の仕掛け人やカラオケの歌詞に合わせて流れる映像での演技などが主な仕事だったそうです。
そんな折に「NHK」の子供番組に出演していた「田中真弓」さんの勧めによって、NHK教育テレビ(現Eテレ)の『できるかな』の継続番組でその後『つくってあそぼ』となる『わくわくおじさん』のオーディションに挑戦。見事合格します。この頃に劇団の研究生であった現在の奥さんと出会い、結婚しています。
その後『わくわくおじさん』は『つくってあそぼ』と名前を変え、「ワクワクさん」として出演することになります。当初はテレビ出演経験がほとんどなかったためにその段取りなどに慣れず、かなり苦労されたそうです。
番組終了とぶっちゃけキャラでブレイクしたワクワクさん(久保田雅人)
自分の人生を大きく決めたキャラクターと結婚という大きな出来事が立て続けに起きた「ワクワクさん」こと「久保田 雅人」さん。番組にも徐々に慣れ、3年程で「ワクワクさん」として対応することができるようになったそうです。
番組も好調で人気を博し、仕事も安定してきた時に長女が誕生。この出来事を機に事務所を辞めて、「ワクワクさん」のみの仕事で生計を立てていきます。ノーギャラで工作ショーを実施し、幼稚園などを行脚。その中でよりよい作品の見せ方やわかりやすい伝え方を勉強し、番組へと生かしたそうです。
1990年4月に始まった『つくってあそぼ』は 2013年3月まで23年に渡り、子供たちに工作の楽しさを伝え、ついに終了の時を迎えます。この間、「ワクワクさん」こと「久保田 雅人」さんは民放の番組には一切出演しなかったそうです。
ご自身曰く平均視聴率は10%を維持し、学校の教材として映像関連のツールなどは今もなお使用されているそうです。工作関連の映像集の80%は『つくってあそぼ』が占めているとコメントされているようです。
2013年に『つくってあそぼ』が終了してから幾ばくも無いうちにあるブログが話題になります。その内容によって日本テレビ系バラエティ番組『有吉反省会』に出演します。その内容というのが以下のことになります。
久保田は番組終了後、自身のブログで「『つくってあそぼ』を後世に伝えてください。その昔、『わくわくさんとゴロリ』と言う人間と着ぐるみがとっても楽しい素晴らしい工作をしていたんだよ、と」「22年間、もの凄い数の工作を私、いかにも自分が考えたようにやってきましたが、な~んも考えてません。そうなんです、1つも私のひねりだしたものはありません」といった、視聴していた子どもたちを失望させかねないような暴露記事をエントリーし、インターネット上で話題となっていた。
実際のブログの内容は「くぼたまさと・どっとこむ 公式ブログ 日々つれづれ」でご覧になることができます。この歯に衣着せぬ発言が多少、ファンの心情を裏切りつつも話題となり、民放キー局のバラエティ番組に数多く出演するきっかけに…。そして一時的に時の人となりました。
ぶっちゃけたことで分かったワクワクさん(久保田雅人)の人物像
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バラエティ番組でのぶっちゃけにより、謎のベールに包まれていた「ワクワクさん」こと「久保田 雅人」さんの人物像が一気に世間に広まりました。その一部をご紹介しましょう。
- 「ワクワクさん」として営業やTV出演する時はレンズの入っていない伊達眼鏡である黒ぶちの眼鏡を愛用しているそうです、しかし実際は極度の近眼だそう。
- 特技は落語だそうでその特技によって仕事を得たこともあったそうです。落語家もなりたかった職業の一つだったとのこと。
- 実は子供の苦手な教科は「図工」。しかし、長男の自由研究の手伝いをしたとき、今までの経験が生かされた素晴らしい作品となってしまい、全国の展覧会で入賞してしまいます。本人の努力でもないことのために大変困惑してしまったとのことです。
これだけ素晴らしい工作のことを伝えてきた「ワクワクさん」の子供が図工が苦手というのが、面白いですね。逆に「図工のことに詳しいのでは?」という周囲の思いがプレッシャーになってしまっていたのかもしれませんね。
ワクワクさん(久保田雅人)の現在。
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工作を作る喜びを教え続け、実際はとんでもないことを飄々としゃべるぶっちゃけキャラであることが発覚した「ワクワクさん」こと「久保田 雅人」さん。『つくってあそぼ』が終了して4年(2017年現在)が経った今、いったいどんな活動をされているのでしょうか?
現在「ワクワクさん」こと「久保田 雅人」さんは『つくってあそぼ』で得た知識をもとに、全国で工作や教育などの講演会を主にしていらっしゃいます。年間300本も行っているそうです。『有吉反省会』ではその収入についても語っていらっしゃいました。その金額に皆さん驚愕されていましたね。
2016年の6月には人気YouTuberである「水溜りボンド」ともYouTubeの動画内で共演をしたことが話題にもなりました。
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そしてもう一つ話題となっているのが「久保田 雅人」として運営している公式サイトです。こちらの大人向けのページに入ったときの背景写真が怖すぎると話題になっています。実際どのようなものなのかは以下にサイトのリンクを表示していますのでご自身で確かめてみてください。
”くぼたまさと・どっとこむ 公式サイト”
これからも工作の楽しさを多くの子供たちに伝えていこうと頑張る「ワクワクさん」こと「久保田 雅人」さんを応援しています。