恐らくですが「仮面ライダー」を見た事も聞いた事もないと言う方は居ないと思います。
シリーズが生まれて約半世紀が経ち、キャラクターも時代に合わせて変化しています。
今回は仮面ライダーの主人公役を演じた俳優たちの現在の様子を見て行こうと思います!
仮面ライダーシリーズ
1971年4月3日に初代仮面ライダーの放送がスタートして今年で48年になります。
昭和版は放送間隔が大きく開いて途絶えがちでしたが、2000年に始まった仮面ライダー平成版は毎年タイトルを変えながら継続して新しい仮面ライダーファンを獲得しています。
仮面ライダー役を演じた俳優から放送当時に流行った男性のタイプが分かるかもしれません。
今回は初代から9代と2号と言った昭和の仮面ライダーを演じた俳優の現在を見て行きます!
▼昭和の仮面ライダー(6代~10代目)はこちら>>
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昭和の仮面ライダー
昭和期の仮面ライダーは1971年 (昭和46年) 4月3日放送開始の「仮面ライダー」から始まり、1988年 (昭和63年) 10月23日放送開始の「仮面ライダーBLACK RX 」まで10作が放送されました。
最後の「仮面ライダーBLACK RX 」は終了日時が平成元年の9月24日になっていますが、突発的な事であった事や放送日時を基準とする事から昭和期に含まれていました。
初代・仮面ライダー 藤岡弘、の現在
初代・仮面ライダーは1971年4月3日から1973年2月10日に掛けて放送されました。
主人公の本郷 猛 (ほんごう たけし) は科学者兼オートレーサーの大学生という超人的能力の持ち主でしたが、その事からショッカーに捕まって改造される不運から物語は始まりました。
この役を演じたのは当時25歳だった藤岡 弘 (ふじおか ひろし)さんでしたが、9話~10話の撮影中にバイク事故を起こして「全身打撲と左太ももの複雑骨折」をして現場を離れました。
53話から本格復帰した藤岡弘さんのカリスマ性がますます高まった事で「仮面ライダー = 藤岡弘」のイメージが強くなり、あまりの人気ぶりに本人も困惑していたそうです。
その後も俳優や武道家としてだけでなく、テレビ「藤岡弘、探検隊シリーズ」でも持ち前のワイルドさが発揮され、今までの特撮ファンだけでなく幅広い層から愛される存在になっています。
また、大のコーヒー好きが長じて自ら「藤岡、珈琲」という商品も発売していました!
店舗ではなく「ドリップコーヒー」を販売しており、コーヒー自体の評判も良いそうです。
さらに、藤岡弘さんは73歳になった現在でも年に数度は山に籠って自然の中で暮らし、山奥に水汲みに行くサバイバル生活を送る事で心身の鍛錬を続けているそうでした。
その効果もあってか今も若々しい姿がとても印象的ですよね!
2代目・仮面ライダーV3 宮内洋の現在
出典:ミドルエッジ
仮面ライダーV3は1973年2月17日から1974年2月9日に掛けて放送されました。
主人公の風見 志郎 (かざみ しろう)は前作の仮面ライダー1号・本郷猛の大学の後輩と言う設定になっており、この役を演じたのは当時25歳だった宮内 洋 (みやうち ひろし) さんでした。
仮面ライダーV3役に起用された経緯はオーディションでは無いらしく、関係者にリストアップされた候補者の中に入っていたらしく、そこから面接を経て主役に決まったそうです。
その後は時代劇や刑事役を中心に渋めの俳優活動を続けており、バラエティーなどのタレント業よりも映画や特撮系にこだわっている芸能生活を送っていました。
仮面ライダーの作品に頻繁に出演し「風見志郎は俺以外にやらせない」と語っていました!
今年72歳になる宮内洋さんは今なお仮面ライダー系のイベントに参加中でした!
プライベートでも空手 (三段) や柔道 (初段) の実力の持ち主であり、京本政樹さんとの会話で”剣道だけが三級に留まっている”と今でも悔やんでいる様子でした (笑)
2015年4月26日に出身地の千葉県銚子市のふるさと大使に就任していました!
3代目・仮面ライダーX (エックス) 速水亮の現在
出典:Twitter.com
仮面ライダーXは1974年2月16日から同年10月12日に掛けて放送されました。
主人公の神 敬介(じん けいすけ)は前作までの本郷~風見の様な繋がりは無く、船乗りを夢見る沖縄の大学生という設定になっており、演じたのは当時25歳だった速水 亮 (はやみ りょう) さんでした。
仮面ライダーX役になった経緯は所属事務所の社長が東映の担当者と懇意だった事が大きく、特にオーディションなども無く面接のみで太鼓判を押されて合格したそうです。
その後は「昼メロ」や時代劇、サスペンスドラマやイベントなどを行う一方、東京都内や長野県に演技系のアクターズスクールを開校しますが、現在は全て閉校になっていました。
理由としては自身の体調悪化が原因とされており、2012年4月頃に東京都で難病に指定されている「自己免疫性胆管炎」と診断されて今も闘病生活を送っています。
2014年公開の映画「平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊」に出演し、34年ぶりに仮面ライダーX・神 敬介役を演じた事でも話題になっていました!
4代目・仮面ライダーアマゾン 岡崎徹の現在
出典:ameblo.jp
仮面ライダーアマゾンは1974年10月19日から1975年3月29日に渡って放送されました。
主人公の山本 大介 (やまもと だいすけ) は両親と旅行中に飛行機がアマゾンの奥地に墜落し、両親を失い現地の野生動物に育てられて言葉も話せない滅茶苦茶な設定でしたが、来日後は文明生活に悪戦苦闘する悲哀も表現するシリアスな一面もありました。
この難しい役を演じたのは当時25歳だった岡崎 徹 (おかざき とおる) さんでした。
仮面ライダーアマゾン役になった経緯は東映の担当者の推薦であり、オーディションは無かったのに「500人を超えるオーディションで選ばれた」と発表された事もあったそうです (笑)
仮面ライダー終了後、ドラマの撮影中にオートバイで転倒事故を起こして”右足複雑骨折”をしてしまい、長期入院をして怪我を乗り越えるものの芸能界へ復帰せず引退の道を選びました。
それから長崎の実家で約3年ほど養生して福岡市でスナックを開業 (現在は閉店) しました。
2005年に出版した自伝本「アマゾンから帰った男」でも芸能界へ復帰する意志が無いことを繰り返し、仮面ライダーにまつわるインタビューやイベント程度を請け負っていました。
2017年8月5日に42年ぶりとなる全国番組「こんなところにあるあるが。土曜・あるある晩餐会」に出演し、藤岡弘さんらと当時の苦労話や昔話をしていました!
5代目・仮面ライダーストロンガー 荒木茂の現在
出典:ミドルエッジ
仮面ライダーストロンガーは1975年4月5日から12月27日に渡って放送されました。
主人公の城 茂 (じょう しげる) は悪の組織に命を奪われた友人の仇を討つため、自らブラックサタンのアジトに乗り込んで改造手術を受け電気人間になる内容でした。
この役を演じたのは当時26歳だった荒木 しげる (あらき しげる) さんですが、元々はフォークグループのフォー・セインツのドラムスとして活躍していたものの、俳優に転向していました。
出典:日本学園梅窓会
その後も特撮ドラマや「特捜最前線」などの現代劇や「暴れん坊将軍」といった時代劇でも活躍し、本業だったと言える音楽活動を再開させるなどしていました。
2007年~2011年の目黒区議会選挙に立候補するも2度とも落選していました。
仮面ライダー関連のイベントに参加する一方、東京都内に「スナック・どっと混む」(2010年閉店) のマスターも務めてファンとの交流なども積極的に行って親しまれていました。
しかし、2012年4月2日にあった娘の大学入学式の日に入院し、4月14日アスペルギルス症併発の肺炎のため東京都内の病院で亡くなりました (63歳没)
謹んでご冥福をお祈りします。
次は、高杉俊介、菅田俊、倉田てつをなど、当時人気だった仮面ライダー役の当時の画像と現在をみてみましょう♪ ※ページが重く開くまでに少し時間がかかります(_ _)
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