6代目・仮面ライダー (スカイライダー) 村上弘明の現在
https://www.instagram.com/p/BkDOhGtlScp/
仮面ライダー (スカイライダー) は1979年10月5日から1980年10月10日に渡って放送されたシリーズですが、前作終了後からテレビシリーズが途絶えていたものの、世間のリバイバルブームに乗っかる形で約4年ぶりとなる復活を果たしました。
主人公の筑波 洋 (つくば ひろし) は悪の組織から逃れようとしていた志度 (しど) 博士を助け、追いかけてきたショッカーとの戦いで瀕死の重傷を負い、博士が改造人間として蘇らせました。
この役を演じたのは当時23歳だった村上 弘明 (むらかみ ひろあき) さんですが、当初は乗り気では無く事務所から”新人なのだから勉強のつもりで受けなさい”と言われて参加しました。
https://www.instagram.com/p/BrxY-UElvzq/
仮面ライダー (スカイライダー) 以後はNHKの大河ドラマには欠かせない実力派俳優にまで成長し、現在もサスペンスドラマや時代劇・現代劇と幅広く活動をしています。
出身地の岩手県陸前高田市が「東日本大震災」で被災して母方の叔父夫婦と従兄弟が亡くなった事もあってチャリティー活動に携わり、2016年からは“みなと気仙沼大使”を務めていました。
2018年2月の検査で初期の大腸がんが見つかって手術をしていた事が判明しました。
7代目・仮面ライダースーパー1 高杉俊介の現在
仮面ライダースーパー1は1980年10月17日から1981年9月26日に掛けて放送されました。
主人公の沖 一也 (おき かずや) はアメリカで惑星開発用プロジェクトに関わっており、自ら志願して改造手術を受けて「惑星開発用改造人間・スーパー1」になりますが、所属していた研究所がドグマ王国によって全滅させられてしまい、人類の為に立ち上がる内容でした。
この役を演じたのは当時31歳だった高杉 俊介 (たかすぎ しゅんすけ) さんは本作品で本格的な俳優デビューをする珍しい経歴を持ち、危険なシーンもほぼノースタントで演じたそうです。
2007年から誕生日イベントとして単独ライブを開催し、翌年からは中国でも芸能活動を行うなど国内外問わず活躍を見せますが、 2015年2月に「詐欺疑惑」を報じられていました。
https://www.instagram.com/p/BV9fHcMFQbv/
正義のヒーローにあるまじき事件ですが、さらに詳細な内容を記載していました。
ここ数年はめぼしい仕事もなく、だまし取った金は生活費に消えたと見られる。
借金の内訳は1人約2400万円という”大口”が2件、他にも数万円から数十万円を複数のファン、関係者から借りており、そのほとんどを返済していない。
引用:アサヒ芸能
ファンから起こされた裁判にも出廷せず身を隠す日々を過ごしていました。
その後、フジテレビの取材を受けて次のようにコメントをしていました。
逃げたりとか隠れたりとかするわけもなく、真摯にこれから本当に少しずつですけど、頑張ってお返ししていこうと思っています。
引用:フジテレビ・とくダネ!
厳密に言えば詐欺ではなく「借金トラブル」に当たるので高杉俊介さんも逮捕などはされていませんが、裁判の詳細や現在の借金返済についても不明になっていました。
また、高杉俊介さんの公式サイトも騒動後は更新されていませんでした。
8代目・仮面ライダーZX (ゼクロス) 菅田俊の現在
出典:yahoo.blog
仮面ライダーZX (ゼクロス) は1984年 (昭和59年) 1月3日に特番として放送されました。
前作「仮面ライダースーパー1」が1981年10月に終了して以降、多くの仮面ライダーファンがシリーズ復活や新作を望むイベントや活動を続けており、その声に答える形で雑誌での連載がまず始まり約1年半後に単発の特番として映像化されました。
主人公の村雨 良 (むらさめ りょう) はブラジルの大学に通う学生でしたが、最強の暗黒組織”バダン”に囚われて脳以外の99%を改造されて「パーフェクトサイボーグ」になりました。
この役を演じたのは当時27歳だった菅田 俊 (すがた しゅん) さんなのですが、実は前作「仮面ライダースーパー1」の最終オーディションに残っていた事から抜擢されたそうです。
1982年の雑誌展開を経てテレビ放映 (29歳当時) しているので年齢にズレが生じます。
仮面ライダーZX (ゼクロス) 出演以後の菅田俊さんはコワモテの風貌を活かした仕事をしており、大河ドラマやサスペンスドラマ (刑事・犯人役) にも幅広く出演していました。
ハリウッド映画「キル・ビル Vol.1」や「ラストサムライ」への出演がきっかけとなって現在も毎年の様に海外映画のオファーがあり、本人も海外作品への出演を楽しみにしていました。
年齢的に丸くなってコミカルな役も増えて来ているのが面白いですよね!
9~10代目・仮面ライダーBLACK (RX) 倉田てつをの現在
仮面ライダーBLACKは1984年 (昭和59年) 1987年10月4日から1988年10月9日に掛けて放送され、久々の連続ドラマとしての復活に多くのファンが喜んだことで知られています。
主人公の大学生・南 光太郎 (みなみ こうたろう) は親友と共に”暗黒結社ゴルゴム”に拉致されてしまい、主人公は「ブラックサン」に、親友は「シャドームーン」に改造されました。
当時19歳だった倉田 てつを (くらた てつを) さんは応募者総数・約8100人の中から優勝して主演を勝ち取り、昭和期では初の10代での主役起用になりました。
原作者の石ノ森章太郎さんから「今後、倉田てつをを越えるヒーローは現れないだろう」という言葉を受け、視聴者からの評判も良かった事から異例の「2作連続主演」になりました。
その後は”倉田てつを”よりも役名の”南 光太郎”として見られ続けることに悩んだらしく、どこへ行っても”倉田ではなく南”と呼ばれる状況にとても苦しみ、その反動から出演していた仮面ライダーの作品を見返す事もしなかったそうです。
しばらくして子供と一緒に作品を見返すようになり、当然の流れかもしれませんが子供は父親の倉田みつをさんが実際に変身すると小さい頃は信じていたそうです (笑)
現在では仮面ライダー関連のイベントで海外にも進出するほどの多忙ぶりでした!
倉田てつをさんが経営するステーキハウス「ビリー・ザ・キッド 東陽町店」はファンとの交流の場としてもあり、今でも仮面ライダーファンが連日訪れて大繁盛しているそうです!
意外にも倉田てつをさんが調理場に立つことがあり、自身が考案した「ブラックステーキ」と「RXステーキ」という仮面ライダーをモチーフとしたメニューも人気があるそうです。
さらに、倉田てつをさんが店に居る時には会話をしたりする事もできるそうです!
仮面ライダー2号 佐々木剛の現在
1971年7月より「仮面ライダー」に出演したのが佐々木剛 (ささき たけし) さんでした。
2号が生まれたきっかけは藤岡弘さんが撮影中の事故で降板 (作中ではョッカーを追ってヨーロッパに旅立った設定) をせざるを得なくなり、復帰を前提とした代理として1972年3月までの期間限定で一文字 隼人 (いちもんじ はやと) として登場しました。
武道の達人であり本郷猛の知人であった事でショッカーに捕まり改造手術を受けました。
本郷は真面目で紳士のような立ち振る舞いでしたが、一文字は陽気で親しみやすいキャラクター性が人気になり、変身シーンもバイクに乗りながら変身していた本郷とは違って立ち姿での一文字版のポーズを真似する人が急増しました。
その点で言えば佐々木剛さんの”一文字隼人”が仮面ライダーの原型を作ったと言えます。
1972年4月からの藤岡弘さんの復帰に伴って降板しました。
仮面ライダー以後も時代劇や刑事ドラマへのゲスト出演を中心に活動しますが、1982年2月15日の早朝にストーブに洗濯物が落ちて自宅アパートや周辺が全焼する火災に巻き込まれ、顔を含む全身の7割に及ぶ大火傷を負ってしまいました。
5度に及ぶ皮膚移植手術で一命は取り留めるも俳優の命とも言える顔に大きな傷を残すことになり、俳優業を離れてチリ紙交換や焼き芋屋などの職を転々とし、妻との離婚やホームレス転落と人生のドン底まで落ちてしまいました。
1991年に俳優仲間の支援もあって舞台復帰を果たし、1998年1月まで日光江戸村で演技指導や常設舞台での芝居出演など積極的に活動し、仮面ライダー関連の仕事にも復帰していました。
2012年には東京都板橋区に居酒屋「バッタもん」を開業してファンとの交流を続けており、ありがちなタレント不在の店とは違って佐々木剛さん自らが調理して店を切り盛りしてます!
昭和の仮面ライダー役のまとめ
今回は昭和に放送された仮面ライダー役を演じた俳優たちの現在を見てきました。
放送開始から約半世紀になる長い歴史の番組なので闘病生活を送っている方や亡くなってしまわれた方、仮面ライダー以後の芸能生活が上手く行っていない方も居ました。
放送当時の流行や社会状況に合わせて“キャラクター仮面のライダー”のタイプだけでなく、起用される俳優自体のタイプも変化しているのが印象的でしたよね。
昭和最後の仮面ライダーBLACK (RX) が終わって約11年近くテレビシリーズが再開されませんでしたが、平成12年に「仮面ライダークウガ」が再開された理由として昭和期の仮面ライダーを熱演した10名のヒーローたちの功績が大きかったのは間違いありません。
商業的に成功と言えないシリーズもありましたが、子供たちには仮面ライダーの伝えたかった想いは伝わったと思いますし、そうでなかったらここまで長くシリーズとして残る事はあり得ませんでした。
出典:bokete
現在ではちょっとイケメンが多すぎて若い女性やお母さん向けになりつつありますが、昭和期の武骨な仮面ライダーの主人公の方が印象に残るのは気のせいでしょうか?
綺麗でスマートなヒーローも良いですが、どこか親近感を感じさせる男臭さを持ったヒーローの登場を密かに期待してしまう世代が居るのも間違いないと思いました!
- 1
- 2