大仁田厚の意外な学歴
長崎県出身の大仁田厚ですが、高校は中退しています。
プロレスラーになってから、41歳の時に都内の定時制の高校を受験し合格。
さらに卒業後、明海大学に合格して入学するも、1年で中退。なんと翌年には明治大学政経学部に入学(2部)。
政治家として活躍する前に、学歴と学識を身に着けていたことになりますね。もっとも、明治大学の政経学部は国会議員を続けながら通い続けたというプロレスラー根性まで発揮していましたが。
グレート・ニタ、大仁田厚。プロレスラーとしての顔
グレート・ムタという大人気のプロレスラーを文字って、大仁田のニタをこじつけ「グレート・ニタ」という顔面ペイントレスラーとしても活躍していた大仁田厚。
激しい試合を好む大仁田厚ですが、有刺鉄線に自らの体を打ち付けたり、パイプ椅子で頭を殴られたり、とにかく見ていて痛々しい試合ばかりでした。
全日本に所属していましたが、その後、FMWに所属。
パワーボム、ミサイルキックなど、数々の技を披露し、観る人を楽しませる技やアクションで大仁田厚はプロレスラーの中でもファンが多い人気レスラーとなりました。
政治家・大仁田厚
プロレスラーとしての人気、そして数々のバラエティ番組などに出演していた大仁田厚ですが、その知名度と前述の通り勉強してきた政治学を活かして2001年に自民党議員として出馬。
参議院議員に比例区で当選し、6年間もの間参議院議員として活躍しました。
2007年に任期を終えましたが、再び立候補しなかったのには理由がありました。
当時、小泉純一郎が大きく掲げていた「郵政民営化」。
大仁田厚は、島の多い長崎県出身と言う事もあり、
「離島の郵便局を守れないから」という理由でこれに猛反対。
民営化されると人口の少ない地域の郵便局は閉鎖されるという懸念を強く抱いていました。
そのまま自民党を除名。
無所属になり、2007年の参議院選挙では不出馬を表明し、そのまま政界を引退しました。
ちなみに、比例区での公認が内定していたのに、政界を引退しました。
政治パフォーマンス問題
たしかに高校入学と大学入学を40歳過ぎてこなすなど、政治に対する勉強を行ってきた大仁田厚ですが、「当選したら猪木と戦う」などのマニュフェストもほとんど実現しませんでした。
さらに杉村太蔵の政治パフォーマンスに対して「パフォーマンスして何が悪い」と発言して批判を浴びました。
また、2005年に長崎県知事選の立候補予定者説明会に出席しており、県知事選に出馬するようなパフォーマンスも話題になりました。
政界引退、現在の大仁田厚
参議院議員の任期を終えた大仁田厚は、その後は政治家として活動をしていません。
ただ、2009年には長崎県知事選を無所属で出馬するも落選。
2015年には千葉県の袖ケ浦市の市長選に出馬する噂もたちましたが、結局不出馬に終わっています。
現在はプロレスラーとしての活動がほとんど。
2014年には引退表明をしましたが、これは7回目。。。
袖ケ浦市長選の噂が立った2015年には高山善廣との対戦で敗北していたので、やはり引退はしませんでしたが、2016年にファイヤープロレスリングを旗揚げしました。
現在はプロレス界の大御所として多くの大会などに参加しています。
そろそろ年齢的にも厳しくなってきているので、プロレスは控えめにしないと危険な試合ばかりなので不安ですね。
意外と政治家としての評判は上々だったので、政界への再進出も期待しています。