政治家のイメージが強いが、実は元女優の田中真紀子
新潟が本籍地ですが、小学校から大学まで東京の学校を出ています。
同期であった久米宏と同じ早稲田大学の演劇サークルを出た後は、実は女優になっています。
1944年生まれなので、2017年1月で73歳という高齢で、父親が64代・65代の内閣総理大臣を務めた田中角栄なので、田中真紀子は政治家のイメージが強すぎますね。
*ちなみに本名は眞紀子ですが、田中真紀子と表記されることが多い。
女優としての活動は舞台が中心でした。
劇団雲という劇団に所属していましたが、テレビ出演などはほとんどなかったようです。
田中角栄の後を継ぎ、政治家に
1993年、49歳という若さで衆議院議員に初当選しました。
なんと衆議院議員となって1年目から村山内閣では科学技術庁長官として入閣。
かなりズバッと毒のある物言いをすることから、国民からの人気は非常に高いものがあり、これは政治家人生において衰えることがありませんでした。
また、小泉総理が総裁選で当選した際は、全面的に応援をしていたのですが、小泉総理大臣誕生の立役者となりました。
自民党から無所属に。そして民主党へ
夫の田中直紀(元)参議院議員とともに2009年に民主党に入党します。
それまでは自民党→無所属でしたが、自民党を離党した後も人気に変わりはありませんでした。
その年の衆議院選挙では、見事民主党が圧勝。
政権を握り、鳩山由紀夫内閣総理大臣が誕生しましたが、田中真紀子は文部科学委員長に就任しました。
民主党内での派閥も行ったり来たりした時期もありましたが、田中真紀子は選挙に強かったため、重要なポジションを担う役割を果たしていました。
田中真紀子、初めての落選
運命のいたずらかな。
父である元内閣総理大臣の田中角栄の命日である12月16日、2012年の選挙において初めて落選してしまいます。
新潟5区での出馬ですが、1位と3万票近くも差をつけられた完敗でした。
同時に、民主党政権から自民党政権に変わりました。
田中角栄が政権を握っていた時代の有権者の割合が少なくなったことと、世論が民主党から自民党に支持を変えていったことが原因とされています。
現在の田中真紀子
2012年の落選後、出馬を見送っている状態です。
ただ、政界の引退は否定しています。
大学の不認可問題、事務方との対立問題など、いろんな話題が上ったりしたこともありましたが、政治の政界にはまだ関心を抱いているようです。
現在はほとんどご隠居生活で、2016年以降の取材やインタビューなどは確認できませんでした。
一番最後のメディアでの登場は毎日新聞に2015年8月に寄与した投稿で、「新国立競技場の建設費を東日本大震災の被災者の方々の為に使えたと思うと残念」と素晴らしいことを。
現在はほとんど活動していないようですが、
今後もご意見番として活躍してほしいですね。
息子の田中雄一郎が今後フォーカスされる?
田中真紀子の夫である元参議院議員の田中直紀の2人の間には3人の子供がいますが、長男の田中雄一郎がこれまた優秀。
大学時代に公認会計士になったという天才で、エリートらしいんです。
さらには、田中真紀子の父で、雄一郎の祖父にあたる田中角栄に政治家としての資質があると言われていたそう。
本人は政治家には興味がないようですが、何があるかわかりませんので注目ですね。