ウサイン・ボルトの現在と伝説の記録。引退後サッカー選手になれたの?

人類史上最速の男と呼ばれた元陸上選手のウサイン・ボルトさん。

100m・200mの世界記録保持者であり、オリンピックの陸上競技100m、200m、4×100mリレーの3冠を3大会連続優勝(北京・ロンドン・リオデジャネイロ)を達成しています。

そんなウサイン・ボルトさんの現役時代の成績と、引退後についてまとめてみました。

体型的には不利だったウサイン・ボルト

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ウサイン・ボルトさんは、1986年8月21日生まれの32歳(2019年6月現在)で、ジャマイカ出身です。

身長196㎝、体重94㎏と大柄で、短距離選手としては加速が鈍くなる為、不利だとされてきましたが、ウサイン・ボルトさんは、大きなストライド走法を生かし、レース中盤から加速し最高速に達し一気に飛び出すという後半追い込み型で、活躍しました。

ウサイン・ボルトさんが生まれたのは、ジャマイカ西部地方の西アフリカ系の家庭で、10代後半まではクリケットの選手だったそうです。

転機は2002年にジャマイカ国内で行われた世界ジュニア選手権で、大会最年少(当時)の15歳で優勝し、その名をとどろかせました。

翌2003年の世界ユース選手権でも優勝し、2004年には200mで17歳でジュニア史上初めて20秒をきる19秒93のタイムで優勝し、ジュニア世界新記録をマークしています。

しかし、その後しばらくは、ケガで思うような成績を挙げられず、2004年のアテネ五輪でも予選敗退と苦杯を舐めています。

 

北京五輪でトップ選手の仲間入り

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2007年8月20日に行われた世界選手権200m決勝で、19秒91で銀メダルを獲得。

優勝は19秒76(当時の大会新記録)を記録した100m王者のタイソン・ゲイ選手でした。

2008年にジャマイカ国内で行われた100mで、9秒76のタイムで優勝し、(当時、世界歴代2位100mでも世界トップレベルであることを証明しました。

同年5月にアメリカで行われた100mで、当時世界選手権3冠を誇ったタイソン・ゲイ選手を破り、9秒72(当時世界新記録)のタイムで優勝。

同年8月16日の北京五輪陸上男子100m決勝で、レース中盤から他の選手を圧倒し、9秒69(自らの世界記録を更新)し、優勝。

世界大会空前の圧倒的なパフォーマンスを見せました。

また8月20日に行われた200mでも19秒30(当時の世界新記録)をマークし、優勝。

男子4×100mリレーでも優勝を果たし、「北京五輪=ウサイン・ボルト」と言っても過言ではありませんでした。

※400mリレーに関しては、後にメンバーの一人がドーピングの陽性反応が出て、メダルは剥奪されています。

 

人類史上初の9秒5台をマーク

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2009年4月には、交通事故に遭い左足の手術を受けますが、5月には100mの世界記録の目標を9秒40だと話しています。

2009年8月16日には、世界選手権男子100m決勝で9秒58の世界新記録をマークし、優勝。

ウサイン・ボルトさんは、他の選手に大差をつけての圧勝でしたが、2位のタイソン・ゲイ選手は9秒71(世界歴代2位・米国新記録・自己記録<すべて当時>)を記録し、3位のアサファ・パウエル選手も9秒84を記録。

前回大会の優勝記録を上回るというハイレベルなレースでもありました。

8月20日に行われた同大会200m決勝でも、19秒19(世界新記録)のタイムで優勝。

このレースでも19秒台が5人も出るというハイレベルなものでした。

動画が気になる方は、Youtube検索してみてください。

Youtube検索「ボルト世界記録」>>

 

その後、ロンドン五輪・リオ五輪にも出場

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2011年には世界選手権にジャマイカ代表として出場するも、100mはフライングで失格となり、200m決勝では19秒40のタイムで優勝。

2012年のロンドン五輪にも出場し、開会式ではジャマイカ代表の騎手を務めました。

男子100m決勝では9秒63のタイムで優勝し、オリンピック連覇を達成。

200m決勝でも優勝し、こちらも北京五輪と2連覇を達成し、4×100mリレーでも優勝しています。

ウサイン・ボルトさんは、リオ五輪の後に引退を宣言し、迎えた2016年のリオ五輪では、100m・200m・4×100mリレーで優勝。

これに伴い、引退を撤回し、世界陸上ロンドン大会での引退に切り替えました。

2017年に現役を引退

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引退レースとなった世界陸上ロンドン大会だったが、男子100m決勝では3位、男子4×100mリレー決勝ではアンカーを走ったものの、バトンを受け取った後30m程の地点で左脚の痙攣により、途中棄権という結果に終わり、15年間(2002年~2017年)の現役生活に終止符を打ちました。

 

陸上を引退後は、サッカー選手を目指す

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陸上競技を引退したウサイン・ボルトさんですが、なんとプロサッカー選手を目指して練習していました。

「世界最速の男がサッカー選手になったら?」と注目され、当時は話題になりました。

2018年6月5日に19歳以下のノルウェー代表との練習試合に出場し、公式戦ではないが、念願だったサッカー選手として実戦デビューを果たしています。

しかし、陸上では無敵を誇ったウサイン・ボルトさんも、サッカーではヘディングを合わせられないなどと苦戦し、メディアも酷評しています。

サッカーが難しいことが分かり、ウサイン・ボルトさんはプロサッカー選手になることを諦めたそうです。

アメリカンフットボールからもオファーがあったそうですが、「ルールが分からない」と言って断っています。

今後は何を目指すのか非常に楽しみですね。

ウサイン・ボルト

ウサイン・ボルト公式サイト:http://usainbolt.com/