マネーの虎での出演
2000年代前半に一世を風靡したテレビ番組マネーの虎。
堀之内九一郎社長や南原社長、なんでんかんでん川原社長などインパクトのある社長たちが登場した番組で、出資を希望する志願者と投資を希望する社長たちのアツい番組でした。
吉田栄作がプレゼンテーターを務め、出資希望と投資の希望が成立すれば「マネー成立」となります。
実際に経験豊富な経営者たちだったので、出資者のプレゼンに少しでも欠陥があれば、マネーは不成立となります。
なのでプレゼンはかなり緊迫した雰囲気になり、時には泣き出す志願者もたくさんいたり、逆にプレゼン能力の高い志願者に感動させられて泣く社長もいたり・・・
とにかく面白い番組で、現在では海外でもリメイク版が放送されているほどです。
で、今回は「キムチの移動販売をしたい」と希望する美人の在日韓国人のお話。
先に結果を。
マネー成立となりました。
岩井社長がキムチ移動販売投資!
岩井社長は実は辛い物が苦手。
にもかかわらず、この志願者のあつい想いとビジネス観、そしてしっかりとしたプレゼンで360万円というそれほど高くない希望金額に魅力を惹かれて投資を決定。
堀之内社長には「失敗する」と言われていましたが、その後、番組では比較的に成功している志願者のその後が放送されました。
志願者のキムさんは日本人の口に合うようにキムチの味を研究し続けました。
はちみつを加えてまろやかさと甘さを引き立たせながら、キムチの唐辛子の辛味を抑えたり、バーベキュー場に移動販売車を持って行って積極的に販売を行ったり、かなりの努力を行っていました。
岩井社長がその姿に感動して涙を浮かべる姿が印象的でしたね。
さすが、教育者。
それでは、あれから10年以上たった今、キムチ移動販売の志願者はどうしているのでしょうか。
現在のキムチ移動販売は4台で稼働!
現在は従業員数は20人くらいです。
キムチの移動販売台数は4台なのですが、1台あたりの売上が大きくて生産が足りていない状況が続いていたそうです。
そこで、生産量をふやすために人員を増やし、生産の工場も設立。
4台で移動販売しても、それでも売り切れるほど売れまくっているそうです。
場所は都内がほとんど。
都内の移動販売といえば、弁当やパン、ケバブなどがほとんどですが、キムチというのはなかなか見ませんよね。
それでも、日本人のキムチの消費量を考えれば、かなり勝負になる商材だったということでしょう。
今後は大幅にキムチの販売を増やしていきたいと考えているキムさん。
販売台数を増やすのは多少戦略を練らなければ投機的投資になってしまいますが、自宅の近くにこういう移動販売の車があったら利用してしまいますよね。
もっと活躍して、もっと身近なものに変わっていってくれば…と思います。