ゆでたまごは二人いる!?
「ゆでたまご」という漫画家と言えば、キン肉マンの作者であると思われている方も多いかと思います。
実は、ゆでたまごとは、漫画家の固有名詞ではありません。
嶋田隆司と中井義則の二人のペンネーム。わかりやすく言うと、ユニット名です。
ゆでたまごは、嶋田隆司が原作を手掛けて、中井義則が作画を担当しています。
ともに小学校からの付き合いで、高校まで同じという二人は、キン肉マンを大ヒットさせて一躍有名になりました。
キン肉マンは嶋田が最初は描いた
作画を務める中井ではなく、始めは嶋田がキン肉マンを書いたそうです。
なんと、小学校5年生の時。
嶋田の描いたキン肉マンを見て中井は衝撃を受けました。この時は別々に漫画を描いていました。
今みたいにゲームが普及する時代ではなく、漫画は当時の少年たちの心を掴んでいました。とはいえ、キン肉マンを大ヒットさせた二人が同じ小学校から高校まで通うなんて、神様は始めから「ゆでたまご」を結成させるつもりでめぐり合わせたとしか思えませんね。
中学に入るころに合作を開始し始めます。
ゆでたまごの二人が描いた作品は近鉄漫画賞に入賞するなど、少年の頃から息の合ったコンビと実力を発揮。
同じ初芝高校に進んだゆでたまごの二人は、16歳になるころに赤塚賞に合作を投稿しました。
そこで、ジャンプの編集部から声をオファーをもらったのがきっかけになりました。
キン肉マン以外にもある、ゆでたまごの多数の作品
ゆでたまごと言えば、キン肉マンしか思い浮かべない人も多いはず。
二人が18歳の頃に読み切りで掲載されたキン肉マンですが、その後、19歳になるころには連載がスタートします。
1985年、6年もの間、連載は続きましたが、キン肉マンは連載を修了します。
その間も読み切りの作品を出しているし、キン肉マン以外の作品は連載終了後もたくさんリリースしています。
一部を紹介
・デスゲーム
・あすとろボーヤ
・闘将‼拉麺男
・勇者ビッグボディ
・ゆうれい小僧がやってきた
・SCRAP三太夫
・蹴撃手まもる
・ライオンハート
他にも多数の作品を連載・読み切りなどで世に送っていますが、キン肉マンほどヒットした作品はありません。
そして、1997年ごろからキン肉マンの続編をリリースし始めます。
現在のゆでたまご
もちろん、漫画を作っています。
かれこれ30年以上もキン肉マンのシリーズを描き続けていますが、現在もキン肉マンを描いています!
前述のとおり、キン肉マン以外の作品も多数描いていますが、現在はキン肉マンのアナザーストーリーや続編ばかり。
これまで、テレビアニメはもちろん、娯楽遊戯の機械などにもなったキン肉マンなので、それだけ国民的な漫画であり、続編を求む声が多いってことですね。
また、漫画を制作する以外にも、2016年にはThe Blue Heartsのジャケットを手掛けるなど、有名作家ならではの活動も行っています。
2017年現在においては、週刊プレNEWSでキン肉マンを連載中。
ゆでたまご公式サイトでは、トップページから連載中の漫画配信情報を確認することができます。
また、ゆでたまごの嶋田先生においてはツイッターで近況も報告していて、フォロワーは5万人もいます。
今後もキン肉マンを盛り上げるゆでたまごのお二人に、是非ともまだまだ活躍してもらってキン肉マン以外の作品もたくさん見てみたいですね。