映画俳優時代のシュワちゃん
シュワルツェネッガーなんて、珍しい苗字だと思いませんか。
それもそのはず。シュワルツェネッガーは、実はオーストリア出身です。
警官の父を持つシュワルツェネッガーは、オーストリアで生まれ育ち、18歳の頃には戦車兵としてオーストリア陸軍に所属していました。
カーリングでチャンピオンに輝いたこともある警官の父親を見て育っていたため、いろんなスポーツをしていたシュワルツェネッガーは、最終的にボディービルディングにハマッてしまいます。
21歳になるころにボディビルをするためにアメリカに渡りました。
ボディービルダーとしてすぐにアメリカで大成功したシュワちゃんは、スティーブ・リーブスの映画を見て俳優に憧れ、アメリカ国籍を取得するころにはそのまま俳優に。
1969年、23歳にして超人ヘラクレスという映画でヘラクレス役としてデビュー。その肉体を生かしたピッタリの役柄ですね。
その後の出演映画を一部まとめてみました。
・ロンググッドバイ
・鋼鉄の男
・コナン・ザ・グレート
・ターミネーターの全シリーズ
・レッドソニア
・ゴリラ
・プレデター
・バトルランナー
・レッドブル
・ハリウッドナイトメア
・デーブ
・トゥルーライズ
・イレイザー
・シックス・デイ
一部です。
ほとんどが主役か、主役級の役柄で、ターミネーターシリーズで一躍世界的なハリウッドスターになったと言えるでしょう。
カリフォルニア州知事時代のシュワちゃん
離婚歴のあるシュワちゃんですが、初婚はケネディ元大統領の姪っ子でした。
4人の子宝にも恵まれましたが、シュワちゃんは州知事ではなくなる2011年に自身の浮気が原因で離婚しちゃいました。
ケネディ大統領の姪っ子を嫁にもらったときから政治家を志していたのかどうかは不明ですが、2003年、カリフォルニア州知事選挙で見事当選します。
共和党からの出馬でしたが、前任のグレー・デイビスが民主党でリコールされていたこともあり、民主党票を取り込んでいたことも勝因だったそうです。
いろんな政治理念を掲げていて、日本円で当時7000億円ほどの負債を抱えたカリフォルニアの財政をどう建て直すのか日本でも注目されましたね。
当選の翌年、2004年には小泉純一郎首相と会談をしてカリフォルニアの名産品をアピールしたり、日本でもカリフォルニアのCMが流れるなど、積極的に経済活動を行っていました。
他には、死刑制度を支持していて、出身地のオーストリア国民の反感を買っていたりしましたが、政治家としての活動は上々の評価だったようです。
というのも州民にとって、2007年にカリフォルニアを襲った山火事で、災害において卓越した指導力を発揮し、あらゆる政治家から称賛されていたことがシュワちゃんにとって良かったのではないでしょうか。
2011年に、2期の間(7年間)州知事を務めて、退任しました。
大統領の立候補などの噂も度々ありましたけど、政治家には現在もなっていません。
現在のシュワルツェネッガー
現在は俳優として活躍しています。
政治家として活動中も数々の映画に出演していましたが、州知事を終えたあとの主な出演作品は以下の通り。
・ラストスタンド
・大脱出
・サボタージュ
・ターミネーター
そして、2016年には「478」という映画にも出演予定でしたが、現在はまだ公開待ちの状態です。
現在以降で出演する映画もいくつか確定していて、70歳になる2017年現在以降も映画俳優として活躍するでしょう。
また、政治活動はほとんど行っていませんが、2012年にカリフォルニア大学と共同で研究所を設立しました。
そこではいろんな政治の研究がおこなわれており、現在も起動しているそうです。
シュワルツェネッガーは今後は政治家に戻るかどうかの発言はしていませんが、しばらく俳優としてまた日本でも注目をあびるでしょうね。