ヒューザー小島進氏が絡んでしまった耐震偽装事件
2005年に日本を揺るがした姉歯建築士耐震偽装事件。
多くの関連者が連日メディアに登場し、それだけたくさんの注目を浴び続けてきました。
簡単に説明するならば、問題はマンションやホテルを姉歯一級建築士が設計士、小嶋氏のヒューザーが建設したことから始まります。
日本には震度5に耐えうる設計をしなければならないというのが1982年の法律で決まりました。
しかし、問題の複数のマンションとホテルはその基準を全然満たしていなくて、震度5弱で倒壊の恐れがあると診断されました。
まず、実際の建物は丈夫だったという事実
姉歯氏は逮捕される前にメディアに
「震度5どころか震度6にも耐えきれる構造です」
と答えていました。
しかし、診断では法で定められた基準を満たしていないため、そんなことはお構いなし。
結果的に逮捕されてしまいましたが、2011年の東日本大震災で震度5強を記録した現地の建物は・・・
全然問題ありませんでした・・・
いくつかの物件は、建て直しや補強が施されましたが、一部の物件はそのまま。
震度5強でも多少のヒビは入ったものの、建物が傾くことなどはありませんでした。
つまり、姉歯氏の言っていた通り、丈夫な建物だったっていうことです。
ヒューザー小嶋氏は名誉棄損され、逮捕もされてしまう
ヒューザーが建設したということで、社長であった小嶋氏は責任問題を問われました。
要は姉歯氏が設計した建物を黙認・共想したということで同じ罪で起訴されてしまったのです。
小嶋氏は社員が個人で判断したと訴え続けましたが、最終的には姉歯氏の偽装を知っていたということで小嶋進社長も逮捕されてしまいました。
おまけにメディアでは、常に悪者にされる名誉棄損・・・
判決には執行猶予が付き、投獄はされませんでしたが、社会的な制裁も含めてかなり精神的にやられてしまったことだと思います。
ヒューザーも倒産してしまったし。
実際は小嶋進氏は悪くない!?
投獄はされませんでしたが、証拠隠滅の恐れがあったため300日間も身柄を拘束されました。
そんな長期間も身柄を拘束されながら、出た判決は懲役3年、執行猶予5年。
通常であれば、そこまで拘束された場合、もっと重い判決が出ますし、
逆に言えばそこまで拘束してしまったからこそ、小嶋氏に有罪判決を出さなければならない検察側の雰囲気が出ていたに違いありません。
小嶋氏はその300日の身柄拘束されていた間に、真実の本を書いています。
「耐震偽装事件ともうひとつの国家権力による偽装」
このタイトルだけで、どういう中身なのかイメージできますね。。。
現在の小嶋進氏
現在の小嶋氏はかなり積極的に無実を訴え続けています。
投獄されなかったので、事件があったあの日から。
そして、姉歯氏のことをかなりイヤに思っているようで、自身のツイッターではたまに姉歯氏の文句をつぶやいています。
(*注意:フォロワーが1000人前後いますが、本人のツイッターかどうかはわかりません。)
そりゃそうですね。姉歯氏に悪者にされたわけですから。
それまでは、企業の専属設計士として一緒に仕事をしていたのにもかかわらず、裏切られてしまったのではらわた煮えくり返る思いなのでしょう。
小嶋氏の家族も現在もヒューザーが建てた建物に住んでいるそうです。
やはり自社の建物には自信を持っているそうで、さらに、設計に偽装があったことをわからない本当の事実でしょう。
偽装が行われたのを知っていれば、さすがに家族をそこに住ませないですからね。本人は住めても、さすがに家族は。。。
ヒューザーはなくなり、オジャマモンとして世間に悪者にされ、人生が狂った小嶋氏が、陽の目を見ることがあるように祈ります。