ろくでなしBLUESがヒットするまでの森田まさのり
森田まさのりは1966年生まれ、滋賀県出身の漫画家。
言わずと知れた超大物マンガ家で、ろくでなしBLUESなどのヒット作などの生みの親です。
実家がお寺であることは有名な話で、ろくブルも主人公の前田太尊の実家もお寺に設定するなど、自身の作品とリアルを融合させながら面白いストーリーを描いています。
高校時代から漫画家になることを決意した森田先生は、親には「大学に行かせたと思って4年くれ」と説き伏せて、4年以内に成功するために「北斗の拳」などの作者である原哲夫のもとにアシスタントという形で弟子入りします。
両親はてっきりお寺を継いでくれるものだと思っていたそうですが、ちょうど約束の4年で連載デビューしているので、有言実行できた形。
ろくでなしBLUESはジャンプでも大ヒット作品になり、42巻も続いた大作に。
本人が社会経験がないことから高校生活を舞台にした作品でしたが、大のボクシングファンであることから登場人物はほとんど実在のボクサーから文字ったり引用したりしていますね。
また、前田太尊と千秋の恋愛や、大阪を実家に設定していたり、自身の経験なども織り交ぜた作品に仕上げていて、これがリアル感を生み、ヒットしていました。
キャラクターグッズやパチンコなどの使用権もあり、かなりの稼ぎを生んだそうです。
ドラマ化で大ヒットしたROOKIES
もともとジャンプでもヒットしたROOKIESですが、ろくブルが大ヒットしてから1年後に森田まさのりは描き始めました。
森田先生はボクシングも好きでしたが、野球も大好き。特に大の阪神ファンで、登場人物には阪神の選手を名付けて、敵チームなどには宿敵巨人の選手の名前を引用しました。
安仁屋という超高校級の不良高校球児が野球を真面目に考え直していくストーリーは感動と面白さが入り混じって、誰もが興味を持つような展開。
とにかく何度読み直しても面白い作品で、連載終了後にはドラマ化されています。
また、そのドラマで登場した若い俳優たちは現在も活躍中である俳優が多いですが、ROOKIES出演が起爆剤になった俳優もいます。
現在までの森田まさのりの収入
ろくでなしBLUES、ROOKIESなどの大ヒット作品、さらにジャンプでは「べしゃり暮らし」という漫才のマンガも連載していて、これまでに7500万部以上のコミックが売れています。
印税は契約など様々な要因が絡みますが、1冊あたり10円~40円ほどの印税が森田まさのり先生に入っているそうです。
7500万部×10円=7億5000万円
7500万部×40円=30億円
コミックの印税だけでも最低で7億5000万円、最大で30億円も稼いでいることになりますね。
現在でそれだけですから、まだまだこれから過去の作品が売れたりすることも考えると、すごい金額になりそうです。
現在までに見る、森田まさのり作品の収入
現在まではパチンコやドラマ化などいろんな形で作品の権利を収益化しています。
パチンコは大ヒットシリーズにはならなかったそうですが、ドラマ化も含めてキャラクターの印税もものすごい金額になっているそうです。
さらに、コミックの電子化などによる収入もあるそうです。
それを含めた現在の収入は明らかになっていませんが全部で数十億円は稼いでいることは確実だそうですよ。
現在の森田まさのりは病気?
病気の噂が後を絶ちません。
それほど人気のある漫画家。
描写力は漫画家の中でも超トップクラスだし、ストーリーも面白いのでとにかくファンの数もすごいし、連載を心待ちにしている元読者もたくさんいます。
べしゃり暮らしを連載しているときから、休載が多くなってきました。
漫画家は締め切りが迫ると夜通し漫画を描くらしく、それで体調を崩して病気がちになる人が多いそうです。
またそのようなイメージが先行して、正式な発表はないのに「森田まさのりは病気になって休載が多くなった」という噂が立つようになりました。
実際はそういった発表はありません。
また、バナナマンと割と最近、テレビに出ていたという情報がありましたので、もし病気だったとしても致命的なモノではありません。
本人は「べしゃり暮らしが人生で最後の作品でいい」と言っているそうなので、連載の意欲は売れっ子時代ほどは今なさそうですね。
大ヒット作品を連発しただけに、ネタが浮かんでこないとか、莫大な収入が有り余って稼ぐ気にならないとか、そういう理由かと思います。
現在もたまに絵を描く巨匠に。
最近では芸能人の似顔絵を書いたりして話題になっていました。
175Rのジャケットをメンバーの似顔絵で描いたり、仲のいい芸能人の夫婦を描いたりしてます。
もちろん、仕事としてやっているわけではないと思うので、趣味の範囲です。
やはり、画力がハンパないし、超大物として現在は「巨匠」というような漫画家であることには間違いありません。
可能性は低いですが、将来、森田まさのりの作品をあとひとつでも見てみたいですね。